イヤホンの断線が怖くて高いイヤホンが買えない人必見です!
少しのお金と少しの時間で、あなたのイヤホンをリケーブル対応に改造できます。
リケーブル対応のイヤホンで有名なのは『SE215 Special Edition』ですね。
コスパ最強イヤホンと呼ばれています。
1万円のイヤホンを買って、それが断線した日には闇落ち不可避です。
皆さんのダースベーダー化を阻止すべく、この記事を書いた次第であります。
改造するのにかかった時間とお金
改造時間 約1時間半
改造費用 680円(ケーブル別)
時間は手先の器用な人なら1時間くらいで終わると思います。
MMCXのイヤホンケーブルを買うとプラス1000円くらいです。
必要なもの
- イヤホン
- MMCXメス ×2
- MMCXイヤホンケーブル
- (はんだこて)
- (はんだ)
- (グルーガン)
- (瞬間接着剤)
『MMCXメス』は左右必要なので2個用意します。
Amazonでは2個セットで680円でした。
MMCXイヤホンケーブルは最安のもので1000円からあります。
スマホ用マイク付きケーブルだと1400円くらいです。
はんだこてがない人は、はんだこてとはんだがセットになっているので下の商品がおすすめです。約1400円
グルーガン(ホットボンド)があるとMMCXコネクタの固定が楽です。
100均でも売ってるので1回しか使う予定がないなら100均で買うと安上がりです。
注意点
イヤホンの形状によっては改造できないものがあります。
細身の小さいイヤホンは難易度が高いです。
例えばiPhone純正イヤホン『EarPods』は無理です。
MMCXコネクタが入るスペースのあるイヤホンのみ改造可能。
改造方法
改造と言っていますが、大したことはしません。
- イヤホンのシェル(外装)をあける
- 導線をMMCXにはんだ付け
- イヤホンのシェルをとじる
おこなう手順はこれだけです。
今回改造するイヤホンはオーディオテクニカの『ATH-IM50』です。
ちなみに『ATH-IM50』はリケーブル対応で『SE215 Special Edition』を超える、新コスパ最強イヤホンです。
リケーブル対応していますが、コネクタ部分が壊れてしまったのでリケーブル機能が死にました。
見づらいですが、2本あるピンの左側が折れてしまっています。
コネクタが壊れたらリケーブル対応の意味がないよ…。
ググってみるとここを壊してしまった人が多いようです。
リケーブル出来る事がこのIM50の売りなのだが全く本末顛倒である。
愚痴はここまでにしておいて作業にうつります。
1. イヤホンのシェルをあける
大抵のイヤホンがシェル(外装)をあけることを想定していないので無理やりこじ開ける必要があります。
私はカッターを使って無理やりこじ開けました。
ググったらドライヤーなどで温めると開けやすくなるそうです。
『IM50』の場合は画像の位置から刃を刺し込むのが1番楽でした。
こじ開けてみると中はこんな感じ。
ドライバを取り外します。
反対側も同じように分解します。
初心者でもここまで20分くらいでできました。
手先が器用な人ならもっと早くできると思います。
2. ドライバにMMCXメスを繋げる
次にケーブルとドライバを切り離します。
導線は長めに残しておくとはんだ付けが楽になります。
次にMMCXメスに導線をはんだ付けします。
緑の線をMMCXの真ん中のピンにもう片方の線を端のピン(端ならどっちに付けてもOK)にはんだ付けします。
線を間違えると鳴らなくなるので注意!
導線が色付けされていなかった場合は、はんだで仮止めしてMMCXのケーブルに繋いで音がなるかチェックします。
音がならなかったら導線の止める位置を逆にすればOKです。
はんだ付けがヘタクソすぎてここまで1時間くらいかかりました。
3. シェルを閉じて固定する
音が正常になるか試したら、ドライバをシェルに戻してホットボンドで固定していきます。
シェルにキリやニッパーを使ってMMCXコネクタが入るくらいの穴をあけます。
穴の大きさは適当でOKです。
ホットボンドをMMCXコネクタがくる位置にドバっと多めに出して、MMCXコネクタをボンドが固まらないうちに押し付けてシェルを閉じます。
ボンドが少しはみ出すくらいでいいと思います。
そしてホットボンドだけだと耐久性に不安があるので瞬間接着剤で固定して完成です。
接着剤がはみ出してしまったので黒色マジックペンで隠しました。
イヤホンを買い替えるよりは安く済みました。
もちろん失敗のリスクもありますので、改造するのはイヤホンが断線して使えなくなったときの最終手段がいいと思います。