ブログの収入が増えてきて「扶養から外れたくないんじゃ〜」と税務署や年金事務所に電話で問い合わせた結果、個人事業主が僕の最善だったというだけの話で
「自由に生きていく」とか、そんなに意識高い話ではない。
もちろん、自由に生きていく人を否定する意図は無いし、意識が高いことは素晴らしいことだ。
とりあえず企業する人、企業したいと思っている人なら、利益の最大化を目指すべきなので、この記事を読んで、サクッと開業届を作って欲しい。書き方はこの記事の後半で解説している。(世間で言われているほどのデメリットは皆無だ)
この記事は
- これから起業したい人
- 起業したときの税金がわからない人
- 扶養から外れるか知りたい人
の不安を解消できたらいいなぁと思い書きました。
と思うかもしれませんが提出に5分もかかりませんでした(笑)
税金と扶養の話
結論から書くと
- 開業届を出さない → 年35万円超から税金がかかり年38万円超で扶養から外れる
- 開業届を出す → 年100万円超から税金がかかり年103万円超で扶養から外れる
以下、詳しく解説しています。
アルバイト以外の収入は雑所得
アルバイトの収入は給与所得で、それ以外は雑所得になります。
例えば転売、FX、ブログ収入は雑所得です。
アルバイトをしていない学生の場合、雑所得は38万円を超えると扶養から外れてしまいます。
38万円 ÷ 12ヶ月(1年) = 31,666円
毎月3万円の収益が目安です(経費を引いてOK)
ブログの場合、記事がバズったり、高額のアフィリエイトが発生すると簡単に超えてしまうでしょう。
個人事業主で事業所得に
開業届を出して個人事業主になると事業所得になり、青色申告(確定申告)すると65万円の控除が受けられます。
38万円 + 65万円 = 103万円
どこかで見覚えのある金額になりました。
そう、アルバイトで扶養に入れるラインの103万円と同じです。
毎月85,000円の収益(経費を引いてOK)が目安ですので、開業したてで超えられる人は少ないと思います。
住民税は100万円が分かれ目
アルバイトと同じで100万円を超えると住民税がかかります。
1年間の収入から青色申告控除65万円を引いた金額が35万円以下なら住民税はかかりません。
100万円 – 65万円 = 35万円
事業税は290万円以下なら免除!
開業届を出して事業を始めると事業税を払う必要があると勘違いしている人がいますが
実際には290万円以下なら払う必要はありません。
ちなみに290万円を超えると事業税3〜5%を払わなければいけません。
この290万円は経費を引いたあとの利益金額です。
健康保険の扶養は別
↑ここまでは税金の扶養の話でした。
↓ここからは社会保険の扶養の話をします。
社会保険の扶養の条件は収入が年130万円以下です。
注意:個人事業主は扶養に入れない場合がある
保険証を見れば、どこの健康保険に加入しているのか分かりますので、電話で直接確認することをオススメします。
電話で問い合わせてみた
僕の場合、協会けんぽ(全国健康保険協会)だったので電話してみました。
問い合わせ先が違っていたのですが、丁寧に僕の管轄の年金事務所を調べてくれた。そして年金事務所に電話した。
健康保険の扶養認定について、お聞きしたいことがあるのですが、問い合わせ先はこちら間違いないでしょうか?
1年目はほとんど収入がないことが想定されるのですが、個人事業主になることで扶養から外れてしまうのでしょうか?
また、何万円以上の収入で扶養から外れてしまうのか、教えてください
(※会社設立の場合は収入に関係なく扶養から外れる)
ということで、僕の場合は扶養から外れずに個人事業主になれることがわかった。
開業届の書き方(開業freee)
開業届の書き方がわからなかったので調べたら『開業freee』というサービスを使うと5分で開業届がつくれるとのこと(マジか)
半信半疑で使ってみるとホントに簡単だったので紹介します!
1.まずは『開業freee2. メールアドレスを入力しパスワードを決める
3. クリックしてすべての質問に答えます
屋号は書いても書かなくてもOK。収入は適当で大丈夫です。
※青色申告の65万円控除を選びましょう。無料の会計ソフト『[freee]』を使えば初心者でも簡単に確定申告できます。
4. 提出を選択して書類をダウンロード
「書類を確認する」をクリックすると開業届と青色申告承認申請書が確認するできるので印刷しましょう。
合計で5枚の書類になると思います。
5. マイナンバーを記入し印鑑を押します
6. 書類を税務署に提出または郵送
僕は税務署に自分で持っていって提出しました。
必要なものは
- 開業freeeでつくった表紙を除いた書類4枚
- マイナンバーカード(通知カードでもOK)
- 身分証明書(僕は免許証にした)
- 印鑑(書類が間違ってたらその場で書き直すため)
税務署に行くと確定申告の時期でめちゃくちゃ混んでました(汗)
受付がわからなかったので入口にいた職員の方にききました。
総合受付はまったく混んでいなかったので、すぐに順番がきました。
はい。大丈夫です。控えになります。
書類を見せて1,2分で終わりました。
めちゃくちゃ簡単に手続き終わった!
迷っている人へ
僕はブログいくつか運営しています。
2018年1月の報酬がすべてのブログを合算して13万円くらいで、ここから経費を引く形になります。
最近、ブログやアフィリエイトをしている学生が増えている印象です。
確定申告の青色申告は『青色申告承認申請書』を提出しないとできません。
この青色申告承認申請書は提出期限があり、急に収入が増えて青色申告にしたくなってもできない可能性があります。
と思っていても、12月に予想以上の収入が増えて年40万円になった場合…
となる可能性は十分にあります。
僕もブログの収益が1ヶ月で5万円以上増えた経験があります。
開業届を出すメリットは、これまで紹介した通りたくさんありますが、デメリットは確定申告が必須になるだけです。
無料の会計ソフトを使えば初心者でも簡単に確定申告することができるのでデメリットはあってないようなものです。
おすすめのクラウド会計ソフトは『会計ソフトfreee迷っているなら、まずは行動してみましょう!